海外で盗難に遭った場合の対処法

オーストリアは世界的にも治安が良く気が緩んでしまいがちですが、観光シーズンはスリに注意が必要です。先日、日本から来ていた知り合いがカバンの盗難被害にあいました。その際の経験を元に対処法を紹介します。

⚠︎情報は変わる可能性がありますので、大使館の指示に従って下さい。

 

⑴クレジットカードをすぐに止める!

 

⑵すぐに近くの交番(Polizei/ポリツァイ)へ。

警察に盗難された旨を伝える。

名前、生年月日、パスポートナンバー、何時頃どこでスられたか、何をスられたか、バッグの中身、バッグや財布などの価値(新品を買うといくらするか大体の金額)、日本の住所と連絡先、オーストリアでの滞在先、いつからいつまでオーストリアに滞在するかなどを聞かれ、“紛失届“を書いてくれます。

この“紛失届“は、大使館でパスポートor仮の渡航証を発行して貰う際に必要になります。

 

⑶在オーストリア日本大使館へ連絡

大使館の近くにいる場合は直接大使館へ。それ以外の場合はすぐに電話することをオススメします。

土日や祝日の大使館が閉まっている場合でも、大使館に電話をすると緊急連絡先に繋がります。状況を説明すると次に何をすべきか教えてくれるので、ペンとメモを用意しておくと便利です。

 

[在オーストリア日本大使館]

住所: Schottenring 8, 1010 Wien, Österreich

電話番号: 国内からの場合 (01) 531 92 0

                国外からの場合 +43 (1) 531 92 0

 

[パスポートor仮の渡航証の発行に必要なもの]

①証明写真(6ヶ月以内に撮影したもの、正面、無帽、無背景、縦45cm×横35cm、ふちなし、頭は頭頂から顎までが34±2)

②警察で貰った紛失届

③戸籍謄本

⚠︎戸籍謄本が手元にない場合は、日本にいる家族や親戚に戸籍謄本を取りに行って貰い、直ぐにPDF(写真は不可)で送って貰う。日本からの郵送が間に合わない場合は、原本のPDFを大使館に送り、帰国してすぐオーストリア日本大使館へ郵送する。

④帰りの飛行機の航空券が確認できるもの(eチケットなど)

 

日本大使館へ行き、状況を説明

「紛失一般旅券等届出書」と「渡航書発給申請書」に記入して提出すると、数日でパスポートor仮の渡航証を再発行してくれます。パスポートの再発行は€112、仮の渡航証は€19、両方とも発行にかかる日数は同じでした。

※友人は、海外旅行保険とクレジットカードに付帯されている保険に入っていました。その場合、オーストリア国内でかかった費用は保険で下りる為、日本でパスポートを再発行するよりオーストリア日本大使館でパスポートを再発行することをオススメします。

 

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